猛禽類たちから目が離せない

昨日からどんよりとした空模様が続いている。時折り太陽は眩しく覗いたり、かといって晴れ渡る空ではなくて、ぐるっと見渡すとどこかでは雪雲が景色を暗くしている。今日はそんな綺麗な青空が見えたり、吹雪になったりする忙しい天気だった。

朝は寝起きのままコートを羽織り走古丹へ向かった。蝦夷鹿の写真を撮りたくて探せども今日は遠くにいて写真を撮るには至らなかった。ただ、オジロワシは7羽を見ることができた。近所にオジロワシやオオワシが比較的簡単に観察できるのは個人的にはとても嬉しい。

彼らは力強く凛々しく、悠然として高貴だ。

ゆっくりと羽ばたき風に乗って高く舞い上がる様はいつも見惚れてしまう。ファインダーで見るより肉眼で見ていたい。今日は2度も飛び立つ瞬間を間近で見たがシャッターチャンスを逃してしまった。どちらかというと、写真を撮りたいのだけど、そんなものどうでもよくなるくらいカッコいいのだ。

ヤウシュベツ川湿原までくるとオオワシが枝に止まっていた。頑強な風貌は迫力がある。オジロワシよりも一回りは大きいのだろうか、大きくてオレンジ色の嘴が美しかった。

オジロワシは国内最大の猛禽類で国の天然記念物に指定されている。オジロワシは「国内希少動物種」にも指定されていることから、この先もここ共生できるよう願うばかりだ。森が豊かだからこそ彼らがここで生きているということ、生き物達で自然のバランスを保たせているかのように感じることもある。強いものが生き残るというのはまさに弱肉強食の世界だ。

現代では人が生き残るのか、自然が生き残るのか、本来そこの話しではないはずだけど、なぜか両者が拮抗しているふうに感じてしまう時がある。

ここはとっても貴重な土地であるということだ。

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