ふわりと頭の外側に出現する心緒なのか、思いのはしばしか、どこにもピントのきていない写真の様なもの。もしくはまだ得体の知れないものだ。例えばそれが自分の中にあるものならば深掘りしていき見つけ出すことが創作であったりする。
それが前者の場合だと苦労する。ひらめきの類であるのだ。追い求めていたものであり、未だ具現化できていない自ずと欲しているものだ。こうなると夜霧の中を彷徨う思いだ。たまにそんな感覚になって何か今度こそ感触が掴めそうな気になり、一切の作業を手放してその感触を確かめたりしている。これが自分にとっての創造の概念だ。
創造の卵が外にあるのか、内にあるのかで私はえらい振り回され様になる。内にあるものは意外と整理しておけばおいおいと片付けてしまえはいいとなるのだが、外のものはふとした時に思い付いたように出現してくることが多いから油断も隙もない。追い求めていたものと、あたかも敵対しているかのような戦いが始まる。いつかの夢の中を思い返してもはっきり思い出せない歯痒さだ。素敵な夢の最中に揺さぶり起こされたかのような気分だ。もう一回寝たら続きが見られるかなと未練がましくなったり、右往左往では済まされない何とも形容し難い思いになる。
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って何の話だ。
今日はただ一人暮らしの食事は何かと大変よねと1人呟いてもやしと豚肉をシャキっと炒めて食べている時に、「もやし」はなぜあれほどに安価なのだろう？と疑問に思ったのだ。そして軽く調べてみると「太陽光がいらない、土がいらない、出荷までの期間が短い」と出てきたものだから、調べなきゃよかった。調べるというのは、もっと自分の足を使ったりしての体験だったりがいいよな、なんて思っていたら話しも思考も脱線した。
つまりは「もやし」が安いせいで、自分の創造に向き合う姿勢の話しへ発展してしまった。なぜ、もやしは安くて美味いよね、と一言で終われなかったのか。さて、私を振り回した「もやし」だが、9割ほど水分だから栄養価が低いなんて思われがちだけど、実のところ栄養素は大変良いもの（ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・カリウム・アスパラギン酸・食物繊維など）がたくさん含まれている。しかし、含有量が少ないという部分が誤解を招いていると知ることができた。そんな「もやし」の名誉のためさらに調べてみると食べ続けることで生活習慣病の予防・改善が期待されているんだぜ。
やるじゃないか。
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