春の陽射しと流氷の上のオジロワシ

風向きで流氷は沖から浜までやって来て海を真っ白に変えた。
空気も水も冷やされて海風はビリビリと頬に冷たくて、両手はポケットに突っ込んだままになる。それでも今日は穏やかで暖かな一日だった。

流氷の上にオジロワシが止まっていたのでカメラを向けるとすぐに警戒された。生き永らえる術はこの警戒心か。お前なんか見ていないよと、沖の方を眺めると漁師さんが流氷に動かされた網を回収していた。流氷は養分を運んで来るらしいが、網までも動かしてしまうようだ。

春の陽射しがあまりに気持ちいいので川辺を歩いて散策してみた。フクロウのいそうな木の周りを雰囲気を感じながら歩くと向こう岸の森からにミンクが歩いて来た。キラキラ光る水面に倒木が揺れている。

そんな穏やかな春の日。

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